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5)アロー・ダイヤグラム法とは、
アロー・ダイヤグラム法は、最適な日程計画を立て効率よく管理していくための手法である。アロー・ダイヤグラム(矢線図)はパート(PART)で用いる日程計画図であり、特定の計画を進めていくために必要な作業の関係をネットワークで表現したものである。
○アロー・ダイヤグラムの利点
○作業全体が把握でき、仕事の着手前に工程上の問題が明確になる。
○作業の進捗状況のチェックが容易で、計画変更に際して、問題を見通した速い処置が可能である。
○関係者のコミュニケーション、意志疎通が容易となり、また、納得も得やすい。
6)PDPC法とは
PDPC法は、事態の進展に伴い想定される問題を、望ましい結果に導くために用いて効果のある手法である。
目標達成のための実行計画が、当初の予想通りに推移するとは限らないし、また、システムに予期せぬトラブルが発生し、重大事故にいたることもある。これらを防止するために、PDPC法は事前に考えられるさまざまな結果を予測し、プロセスの進行をできるだけ望ましい方向に導く方法である。
プロセスの進行過程に予期しなかった問題が生じたときは、その時点を起点として、できるだけ速やかに期待目標に向かって軌道修工EするためにもPDPC法が用いられる。
PDPC法では、つくり方によって、逐次展開型、共生連結型の二つに分けられる。

 

7)マトリックス・チータ解析法とは
マトリックス・データ解析法は、N7の他の6つの手法(新和図法、連関図法、系統図法、マトリックス図法、アロー・ダイヤグラム法、PDPC)が、いずれも言語データを整理する手法である。ただ1つ、マトリックス・データ解析法のみが数値データに基づく手法であり、他の6つの手法とは異質である。
マトリックス・データ解析法は複雑な計算を伴うので専門家の養成が必要である。手法の詳細は他の文献を見ていただきたい。

 

 

 

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